新築はいくらで建てられる?費用相場から抑えるためのポイントまで解説
新築でマイホームを建てることは、人生における大きな夢であり目標です。
しかし、同時に、建築費用や住宅ローンの支払いを不安に思う人も多いのではないでしょうか。
この記事では、新築にかかる費用の平均から、費用を抑えるための具体的なポイントまで解説していきます。
新築の費用相場を知りたい、建築費用を抑えるための方法を知りたいという方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
新築にかかる費用の平均
新築にかかる費用は、大きく分けて、土地購入費、建築費、諸費用に分類されます。
それぞれの費用項目について、全国平均を参考に具体的な金額を提示することで、新築にかかる費用に対する現実的なイメージを掴んでいきましょう。
1:土地購入費
土地購入費は、新築にかかる費用のうち、最も大きな割合を占めることが多いです。
土地の価格は、立地や広さによって大きく異なりますが、全国平均では約1,444.9万円となっています。
土地の購入費は、土地代、不動産売買契約書への印紙代、仲介手数料などが含まれます。
2:建築費
建築費は、家を建てるために必要な費用で、本体工事費、別途工事費、地鎮祭の費用などが含まれます。
本体工事費は、基礎、柱、屋根、壁、床、建具などの工事費で、総建築費の約75%を占めます。
別途工事費は、地盤調査・地盤改良工事費、ガス管や水道管などの敷設工事費、電気工事費などが含まれます。
建築費の全国平均は、注文住宅の場合約3,572万円となっています。
3:諸費用
諸費用は、住宅ローン手数料、登記費用、保険料、引越し費用など、新築にかかるさまざまな費用が含まれます。
諸費用の金額は、住宅の規模や立地によって異なりますが、目安として総建築費の5%〜10%程度と考えておきましょう。
新築費用を抑えるための5つのポイント
新築の費用は、土地購入費、建築費、諸費用の合計となります。
これらの費用を抑えるためには、さまざまな工夫が必要です。
ここでは、新築費用を抑えるための具体的なポイントを5つ紹介します。
1:条件に優先順位をつける
注文住宅は、間取りから設備のランクまで、施主の選択自由度が高い点が魅力です。
しかし、あれもこれもと希望を詰め込み過ぎると、費用が高額になってしまう可能性があります。
そのため、全体の予算を決めた上で、希望のなかでどうしても譲れないもの、できれば欲しいものなどに分類し、優先順位をつけましょう。
2:延床面積を抑える
多くのハウスメーカーやビルダーでは、「本体工事費=坪単価×延床面積」で計算されます。
つまり、本体工事費を抑えるためには、延床面積も必要なだけにとどめる工夫が必要です。
例えば、無駄なスペースをなくしたり、コンパクトな間取りにするなど、工夫することで、延床面積を抑えられます。
3:建物の形状をシンプルにする
建築費用を抑えるためには、建物の形状をシンプルにすることも有効です。
凹凸の多い形状よりも、必要とする壁や屋根の面積が小さくなるため、部材費を抑えられます。
総2階建ての家は、見た目がシンプルで、建築費用を抑えられる傾向があります。
4:水回りを1ヶ所にまとめる
最近の住宅では、1階と2階の両方にトイレを設置するのが一般的です。
しかし、水回りが分散すると、給排水設備の設置が複雑化し、費用が高くなってしまいます。
「トイレは1ヶ所のみ」「トイレの場所を1階・2階で同位置」「キッチン・洗面所・洗濯機置き場・浴室は同じフロア内の近場に」といったことを意識することで、排水管工事費をコストダウンできます。
5:標準仕様を活用する
注文住宅では、さまざまなオプションを選ぶことができますが、オプションを追加するほど費用が高くなります。
そのため、標準仕様を活用することで、費用を抑えられます。
標準仕様は、ハウスメーカーやビルダーによって異なりますので、事前に確認しておきましょう。
まとめ
新築にかかる費用は、土地購入費、建築費、諸費用の合計となります。
土地購入費は、立地や広さによって大きく異なりますが、全国平均では約1,444.9万円です。
建築費は、注文住宅の場合約3,572万円となっています。
新築費用を抑えるためには、条件に優先順位をつけ、延床面積を抑え、建物の形状をシンプルにする、水回りを1ヶ所にまとめる、標準仕様を活用するといった工夫が必要です。
これらのポイントを参考に、新築計画を進めていきましょう。